新堂冬樹 / 著 中公文庫
2025年8月8日 読了
※性暴力やグロテスクな表現が苦手な方にはおすすめできないです。
とにかく鬼畜で、猟奇的な表現がたくさん出てくるのですが、私は割と平気な方です。
映画の「セブン」とか「羊たちの沈黙」とか「ソウ」とかそういうイメージです。
フランス人作家のピエール・ルメートルの「その女アレックス」とかも私は好きでシリーズ全部読みました。
こういうストーリーは気になりすぎて一気読みしがち・・・
セリフも多いのでページ数の割にあっという間に読みました。
文庫の帯で「合わせて読みたい新堂冬樹」として紹介されていた『血』も読みましたが、新堂冬樹さん、お気に入りの作家になりました。
あらすじ(「つながる文芸webサイト」より引用)
妊娠中の妻と2歳の娘を少年たちに陵辱の末惨殺された恭介は、犯人の少年たちを切り刻みしたいを家に送りつけた。それは復讐ではなかった。妻子の殺され方が「美しくない」ことへの憤りだった。恭介にとって死体は「芸術品」であるべきなのだ。23年前、キスした姿の少年と少女の生首が被害者宅に届けられる事件があった。事件は迷宮入りし、警視庁の名倉警部は今でもその屈辱を胸に抱いているが、その犯人こそ当時中学生の恭介であった。